たいきゅんの日記

ITエンジニアの積み上げ日記

『儲かりたければ女性の力を借りなさい』 〜小川昇〜

1.概要

 女性の社会進出が活性化する日本社会において、女性の人材の重要度が上がってきている。実際に女性管理者が多い企業の方が、売上高が高くなっているデータもあるくらいだ。今後も、女性が活躍する場が増える日本の社会構造になることが目に見えている。

 

 このような時代背景にて、小山昇さんの『儲かりたければ女性の力を借りなさい』では、企業でにどのように女性を企業において活躍させていくとよいか、が書かれている。もちろん仕事においても役立つし、対女性との人間関係構築においても役に立つ一冊になっている。

 

2.構成

 

 この本は、「序章」「第1章」「第2章」「第3章」「終章」の5部構成になっている。

  序章では、「女性を戦略家した企業が儲けられる」と題し、女性の戦略化の必要性について提言されている。もちろん女性特有の理由もあるが、男性の多い企業でも今後求められてくることであろうと思う。

 

 第1章は「女性の戦略家にはコミュニケーションが不可欠」と題し、女性の生まれ持った本能的な部分とコミュニケーションをテーマに書かれている。この章は、仕事だけでなくプライベートにおいても活用できる情報が多いように思う。

 

 第2章は「女性の資質を考えて対応すればうまくいく。」第1章と同様、女性の本能的な部分と、その対応について書かれている。人間関係の勉強にもなり、将来確実に生きてくる情報が書かれている。

 

 第3章は「女性の資質を生かし、能力を引き出す仕組みとは。」これはもちろん女性組織に最適な企業の仕組みだが、現代の男性組織にも応用できる部分が多いと思った。

 

 そして終章では「女性を戦略家するには、まず自分自身が変わること」小川さん自身も、女性の活躍のため多くの苦労をしてきたと書かれている。その経験から学んだ、今後の組織運営に活かせる提言がされており、とても説得力があつ。

 

構成は以上の通りだ。ビジネス本ではあるが、人間関係に関することも大きく取り上げられているので、とても読みやすい一冊になっている。

 

3. 気になった部分