たいきゅんの日記

ITエンジニアの積み上げ日記

コーヒーが冷めないうちに〜川口 俊和〜

 先日久々に映画を見に行ってきた。20代になって映画にのめり込んで鑑賞できるようになり、ヒューマンストーリーの作品も見たいと思ってきた。

 そんな私が今回見たのは、「コーヒーが冷めないうちに」という作品だ。愛読家の人は書店で見たことがあるかもしれない。実際に私も、書店で見つけ気になったため映画→単行本という順で読んでみた。

 今回はこの感想について書いていこうと思う。小説をレビューするとネタバレの可能性もあるので、それには気をつけつつ進めていこうと思う(笑)

 

1.概要

 作品の舞台となる喫茶店<">「フニクラフニクラ」では、ある都市伝説があった。それは、”過去に戻ることができる席が存在する”ということだ。このタイムワープできる不思議な席を舞台に、本書では4つの話が展開されている。

 だが一つ問題点がある。それはこのタイムワープを利用するにあたって様々なルールが存在するということだ。5つ程あるが、一番のポイントは「過去を変えても、現在は一切変わらない。」ということだ。これが一番面白い所でこの作品のミソになっていると私は感じた。

 

2.読んだ感想

 一言で言うなら、「どの話も感動する。」この一言に尽きると思う。そして「過去を変えても、現在は一切変わらない。」というルールでのタイムワープなので、登場人物の気持ちの変化が描かれており、心がほっこりする。”過去は変わらない。大事なのは未来をどう生きていくか”これを再認識させられる作品だ。

 もちろん単行本を読むと感動するが、映画と比較すると少し感動が薄れた感じがした(内容を知っているからかもしれないが)。より”感動したい!臨場感を味わいたい”という人には、是非映画館やDVDでチェックすることをおすすめする。

 

3.映画と単行本に違いはあるの?

 これは大いにある。単行本では、映画では登場してこない登場人物も多々いるし、親子関係を取り上げた章は、内容は似てるものの人物設定が全く違う。映画と単行本どちらかしかチェックしてない人がいたら、両方チェックすることをおすすめする。

 続編の『この嘘がバレないうちに』『思い出が消えないうちに』も同時に購入したのでまたレビューしようと思う!!

https://www.amazon.co.jp/コーヒーが冷めないうちに-川口俊和/dp/4763135074/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1540358029&sr=1-1&keywords=コーヒーが冷めないうちに